腰痛は<怒り>である 普及版 価格:¥ 1,365 納期:通常24時間以内に発送 人気ランキング : 22,747位 定価 : ¥ 1,365 販売元 : 春秋社 発売日 : 2002-03-09
急に腰痛を覚えたらどうするか?まず、尿はでるか、便失禁はないかを確認。症状があれば直ちに整形外科か外科にかかる。しかし、そうでなければアプローチを変えてみよう。「TMS理論」の登場である。TMSとは「Tension Myositis Syndrome」(緊張性筋炎症候群)の略称で、ニューヨーク大学医学部のジョン・サーノ教授が発見した、肩こり・腰痛などの筋骨格系疾患を、心理的緊張を解くことによって治療しようという方法だ。 痛みと心の状態の間には、実は密接な関係がある。人間の体にはストレスや不快な感情を抑制しようとする「防衛機制」という働きがある。心の安定を保ち、精神的破局を避けるための意識的・無意識的な働き、心の安全装置だ。この防衛機制が、意識を他に向けさせるため、痛みを作り出すのである。不安、心配、恐怖、悲しみ、抑うつ、後悔、自責の念、罪悪感、なかでも「怒り」は無意識のうちに抑圧されてしまうことが多い。なぜなら怒りは社会的に敵視された感情だからだ。怒るからには原因がある。けれど、怒りを見せて、良いことがあるだろうか。怒ってばかりいる人の社会的評価はたいてい低い。 さて、腰痛が起きたらどうするか?痛みはこの際、無視。心の中の怒りを探し出すことだ。最近のできごとを振り返り、職場か家庭でストレスになったことはないか、緊張したことはないか、腹を立てたことはないかをじっくり考えてみよう。怒りを自覚さえできれば、痛みの出番はもうない。(家永光恵)
最近周りで立て続けに3人もこの本を買った。いずれも腰痛もちである。「そんなにおもしろい本なら貸して」というと、嫌だという。なんでも再読をすることが腰痛予防と回復に効果があるのだそうだ。この3人はいずれも筋金入りの腰痛もちである。その彼女たちがそこまで言うのなら...ということで私も買ってみた。すると買った・読んだ・治ったというこの3つのステップを彼女たちがいとも簡単に踏んだのがよくわかった。私たちの仕事はスチュワーデス。想像どおり長い国際線のフライトでは体のあちこちがきしみだす。でも何よりも一番辛いのは、むくみや冷えなどではない。腰痛なのだ。お客様にサービスをするときに中腰で奥の席まで重い食事のトレイを差し出したり、お話を伺うときは中腰になったり、狭いギャレーで作業するのは実は見た目よりもうんと重労働なのだ。しかもそれらをこなすときにニコニコしなくてはいけない。この本を読んでみて、自分の怒りやストレスが「サービス」という金言の影に抑圧されていたのに気がついた。腰痛の原因はサービス時の無理な体勢が問題ではなかったのだ。それをきちんと理解し、自分の感情を「認識し、流して」いくことが精神・身体両方の健康につながるのだ。この本が教えてくれたことは、これまでの「とりあえず治す」のではなく、「生活全体を自分の力で」変えてしまうというものだ。私にいわせれば、腰痛人生との別れの一歩を踏み出させてくれた、命の恩人とも言える一冊である。この本により、もしかしてスチュワーデスの「職業病」が全滅する日も来るのではないかと期待している。
私は腰痛歴8年です。整形外科に行って牽引したり、湿布をはったり、それでも良くならず大学病院でMRIの検査をして特に異常が無く腰痛症と診断され骨盤ベルトやりながら仕事をしてました。それでも一向に良くならず、A.K.A療法を高いお金をだしてやったけど、一時的には良くなったけど元の痛みにもどってしまいました。最近になってインターネットで腰痛で検索し、腰痛の広場というサイトでTMS療法を知りました。私は重篤な疾患のない腰痛なので、この本にしがみついて読んでいくうちになんかほっとしてきました。そして腰痛が少し和らいだ感じになりました。まだ読み始めて一週間位で、これから何回も読み返そうと思います。ストレス・リストが効きます。
私は腰痛はほとんど感じたことがありませんが、腰痛以外の痛みにも参考になることがあると思います。上半身のやむことのない痛みが続いて7、8年間、病院へも行き、整体、マッサージ、はりきゅう、気効など色んなものを試してきましたが、これといって効いたというものがありませんでした。何でもいいからどうにか直らないだろうかとの思いに、この本の「腰」を「肩」に置き換えて読んでみることを勧められました。「怒り肩」などの言葉もあるように、肩こりと心理面との結びつきは目新しいことでもなく、今一つしっくりこないままでいたのですが、何度か読み返しているうち、ある時、10代の頃、何日も寝込んだ状態と似たような感じの痛みが起き、動かすと筋肉がきれてしまうのではないかという恐怖を!感じているのに気がつきました。ここでふと、この本の内容を思い出し、そんな馬鹿げたことが起こるはずはないと言い聞かせたとたんに痛みが退いていきました。理由のない恐怖心に気づくことと痛みとの関係をはっきりと意識しました。色んな症状の方に広く読んでほしい一冊です。
「読むクスリ」とは『週刊文春』に長期連載されている上前淳一郎氏のコラムのタイトルだが、まさか本当に「読む」だけで「病が癒える」という本が現れるとは思ってもみなかった。本書『腰痛は<怒り>である』は、意表をつく書名に違わず、実に刺激的な内容の<腰痛治療>の書物である。著者は旭川市で筋骨格系疾患の往診治療を専門に行っている院長だが、全米で30万人以上の腰痛患者を救ったというJ.E.サーノ博士のTMS理論の日本での翻訳者としても知られている。そのTMS理論に則って「間違いだらけの腰痛治療」が語られるのであるが、序章を読み始めた瞬間に大方の読者は「そんなバカな」とのけぞり、それこそ腰に負担をかけることになる。 「腰痛患者の85パーセントは2週間以内に治りました」「『呪い』が腰痛の原因」などといった刺激的な文言から始まる本書は、しかし腰痛患者の弱みにつけこんだ非科学的なトンデモ本では決してない。「重篤な疾患が隠されている腰痛」以外の原因不明の<腰痛>に対する<心>の問題を、一問一答形式で、わかりやすく解きほぐしていく。<腰痛>をめぐる原因と治療法の矛盾点を俎上に上せ、<ストレス>がその原因であることが理路整然と語られ、それを取り除く方法までが簡潔に提示されていくのである。本書は、<腰痛>に悩む1000万人近くの日本人に希望を与えるばかりでなく、現代医療に対するアンチテーゼとしてのスリリングな読み物ともなっている。
ふとしたきっかけで2,3年振り位に本書を再読しました。・心と体と痛みの関係・間違った情報や常識・癒しのための具体的ヒントなど、実際に慢性痛を抱える人そして、その改善に参加しようとする医療サービス関係者にとって、今でも十分役立つ書籍であることに変わりないと思います。 頭の柔軟性が無い人には、受け入れたり、理解してもらうことは困難かもしれません。しかし、素直な人または、分かってもらえる人に"心と体の関係"についての別の見方を広げていくことでも、常識というものは少しずつ変わっていくように思います。 当時は、まだ納得できなかったり、分からない部分もあったかと思うのですが、医療サービスの現場に出るようになって、改めて本書のカバーしている広さ(入門的な紹介にとどまっているが)を実感しました。